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トゥルク②

10/11 トゥルク2日目。

今日はアアルトの傑作、パイミオサナトリウムへ。

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設計:アルヴァ・アアルト
竣工:1933年
Preitila
touristinfo@paimio.fiで要予約。見学8€。
マーケット広場前の111番にのって約50分。7.2ユーロ。

この時期、ガイドツアーはやっていないが、メールで問い合わせたところ、オーストラリアの建築家団体を案内に混ぜて頂けることになりました。
12時のバスになり、10分前にPimioに到着。13:00からのツアーに参加しました。

翼を広げたようなプラン。もともと結核患者のための病院として設計されました。
右が病床室のゾーンで左が食堂や診療ゾーンに機能ごとに明確に設計されています。

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エントランス。病院とは思えない明るい色彩。
少しでも気持ち的に明るくいてほしいという配慮だろうか。
アアルトらしいアールのついた受付があります。
受付台には傘をかけれるように凹みがあったり、細かい部分も考えられています。
砲のトップライトがとても明るいエントランスにしています。

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角はアールがつけられ、動線上の接触を防いでいます。
右の柱にはグレーに色が付けれられ、床の黄色と対比が柱の存在に注視するよう配慮されているように
感じました。

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階段の踊り場から奥の松林を見る。

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屋上のテラス。
リクライニングチェアを持って日向ぼっこをしたそうです。
スーチル架構の色使いや軒裏のアール部分がおもしろい。

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病床ルーム。
ここでも収納など角ばったデザインにならないようにしていまうす。
収納はタオルやハンガー掛けなど機能的かつ見た目にも優しいデザイン。

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机の下の床と壁の取り合いは大きなアールとし、ホコリだまりにならないように考えられています。
掃除がしやすい。

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ブラケットの上部の天井だけミントグリーンのペンキではなく白にして、光の反射を効率良く得れるように
しているそうです。

夜にタリンク・シリアラインでスウェーデン/ストックホルムへ向かいます。
このフェリーの中には免税店もあって、みんなビールやお酒を箱買いしています。
映画館やレストラン、バーなどまるでタイタニックの世界です。

明日は、ストックホルム散策です。

 

-設計工房フウカ-

奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。

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