10/16 デンマーク2日目。天気は良好です。
Bagsvaerd church
設計:ヨーン・ウットォン
Taxvej 14-16, Danmark
エストー A-lineのBagsvaerd駅下車、Bagsværd Hovedgade通りを西へ徒歩10分。
9:00-16:00
外観。内部の写真のイメージを持ってきたのでこれが教会だと分かった時びっくりしました。
直線的なシンメトリーの現代的な建築。
プロポーションが良いとか、そういった印象は受けない。
三角のガラス屋根が載せられ、内部の回廊に充満する光を提供しています。
外壁はRCの柱の間に白いALCのようなパネルがはめ込まれています。
割とローコストに設計された建築なのではないでしょうか。
エントランス部分の太めの格子桟の建具が印象的。
内部に入ると流線的な天井とそれと寄り添うような柔らかい光が印象的な空間が広がっています。
外部の少し簡素な印象の反動もあってかとてもわくわくする。
波の中にいるかのような空間。
回廊部分。
ガラス屋根からの光とRCの構造の無垢な感じが活きた場所。
照明も裸電球を使用しています。
照明の後ろにはピクチャーハンガーがあって絵を飾ることもできる。
細かい工夫も考えられていておもしろい。
電気そのものを感じる。
器具部分はアルミで作られています。
講堂のような場所。
こちらも流線的な天井が印象的。
格子の窓から中庭が見えます。
格子など木の白染色を好んで使っているのが意外な発見でした。
ベルビュービーチへ移動。
エストーC-Line Klampenborg駅下車、東側(海側)すぐ。
海辺を散歩。
ヤコブセン設計のビルビューシアターが見えます。
とても天気が良くて気持ちがいい。
ビーチバレー。
ストライプの支柱がかわいいです。
ヤコブセン設計のシャワー。
押すと水が出ました。
大事にしないといけないものに限って落書きされている。
日本でも世界でも同じですね。残念に思います。
ヴィラヴェスタ
設計:アルネ・ヤコブセン
竣工:1934年
白いキューブを積み重ねたような建築。
海もそうだが、南欧リゾート地のような印象を受ける。
各部屋にバルコニーが設けられて海の景色を望むことができます。
奥に向かって雁行しながらプラバシーが確保されつつボリュームが連なっています。
当時ヤコブセンはコルビジェやミースなどの白いモダニズムの影響を受け、デンマークでモダニズム建築の展開したそうです。
スーホルムⅠ
設計:アルネ・ヤコブセン
竣工:1950年
ヴィラベスタと異なり、ローカル主義の建築。
僕は断然こちらの建築が好きです。
風土を考えた伝統的素材への回帰とも捉えられる戦後復興住宅。
デンマークの伝統的な黄色のレンガ、片流れの屋根、庭の植栽。
ヤコブセンも当時ここに事務所を構え、庭いじりを好んでしていたそうです。
ヤ
コブセン設計のガソリンスタンド。
Kystvejen 24
ベルビュービーチから南へ徒歩で15分くらいです。
海岸沿いを歩きながら向かう。
途中、石拾いに没頭して30分ほどかかる。
きれいな、そして愛くるしい曲線の庇が車を迎えてくれます。
ヤコブセンデザインの3本足のアリンコチェアのフォルムを彷彿とさせます。
縦貼りの馬目地のタイルもかわいいです。
帰りも頑張って駅まで歩いて帰る。
せっかくなので住宅街を散策。
高級住宅地のようで各々特徴的なデザインがあっておもしろい。
この家は面構えは古風だけど、内部はモダンで海の風景が見えるリビングが広がっています。
途中で見たいい感じに朽ちた小屋。
Restaurant Jacobsen
名のとおりヤコブセンデザインのレストラン。
セブンチェア、スワンチェアがずらりと。
淡い青緑の壁、少し下がったレンガ貼りの床の暖炉スペース、2Fの低い天井から見る海の風景。
時間もお昼すぎで誰もいない。
オープンサンドウィッチという代物を注文。
間違ってサラダでもを頼んだかと思ったが、そこを探ると少し固めの穀物のパンが敷かれていました。
マヨネーズを吸って、いい食感になってとても美味しい。
なんだか食べかけの写真ですみません。
午後からオードロップ美術館へ。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
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〒630-0212 奈良県生駒市辻町881−11 クレスト パーク 東 生駒 101