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アムステルダム

10/21  帰国まであと10日。昨日は衛生的にも環境的にも宜しくないユースに泊まることになり、ほとんど寝ることができなかった。
予約が住んでいるケルン以降はドミトリーをやめることに決める。
北欧ですっかり慣れてしまった清潔で居心地の良いユースからの反動は大きかった。

早朝、逃げるようにアムステルダムに向かう。
運河が波紋のように広がっているアムステルダム。
MVRDVの高齢者のための100戸の集合住宅を目指す。
トラムからの運河の眺めが美しい。

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高齢者のための100戸の集合住宅・オクラホマ
設計:MVRDV
竣工:1997年
Ookmeerweg/Reimerswaalstraat 1, Amsterdam
17番線トラム、Hoekens下車。運河沿いに北に向かって10分。

学生時代、この写真を見てとても衝撃を受けた建物。
敷地が足りないから空中にボリューム出してしまえとなんとも潔い解決方法の建築。
通り沿いはそのボリュームが突出している。
目を疑うようにやはり出ている。
僕はあまり心地よく住めそうにないです。

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裏側に回ると宝石がボコボコでたようにバルコニーが出ている。
3方色ガラス、コンクリートと色ガラスの組み合わせ、ステンレスメッシュ、アルミの格子などバルコニーのパターンも様。
今日はあいにくの雨だが、ベランダに机や椅子が並んでいるのを見ると、普段はティータイムを楽しんでいるに違いない。
鳥小屋を手すりの先を取り付けていたり、微笑ましい光景。

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アムステルダム市立美術館 Stedelijk Museum Amsterdam
設計:ベンサム・クロウエル・アーキテクツ
竣工:2012
Museumplein 10, 1071 DJ Amsterdam
火 – 水 11:00 – 17:00
木 11:00 – 22:00
金 – 土 10:00 – 18:00
トラム3、5、12、16、24番線Museumplein下車すぐ。

バスタブを底から見ているようなイメージに見えてくる。
大きな庇が張り出したような軒下空間が印象的。
雨が多い冬でもそうそう濡れることはなさそう。
一服したり、待ち合わせをしたり、国立美術館へのアクセスできるので人通りが結構多い。

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リチャードセラと美術館。
この度でも何度見ただろう。
近現代美術館に暗黙の了解で置くことが義務付けられているかのように見ます。
と言っていますが、とても好きです。

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Dan Flavinのインスタレーション。

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既存建物と新館とのすきま。

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アレクサンダー・カルダーのモビール。

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黒川紀章のゴッホミュージアム。(現在改修中)

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臨時移転中のゴッホミュージアムを見学し、駅近くのカフェでまったり。
Café Captein & Co 。
地元の人で賑わっているいいカフェです。
おじさんはカフェオレをおかわりしている。

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ここのダッチアップルパイがたまらなく美味しい。
少ししっとりした食感と生クリームの相性がばっちり。
リンゴも少し酸味が残っていてちょうど良いです。
Binnen Bantammerstraat 27
白黒のストライプの屋根が目印。

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EYE FILM MUSEUM
設計:Delugan Meissl Associated Architects
IJpromenade 1  1031KT AMSTERDAM
中央駅からBuiksloterweg行きのフェリーに乗って、下船後すぐ。フェリーは無料。

フィルムということで昔の映画の上映やインスタレーション、カフェレストランを併設した複合施設。
近くで見るとクジラのようにも見える。
外からは内部がどうなっているか全く想像がつかない。

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内部のカフェレストランの様子。
海に向かってレベルが段状になって下がっている。
階段に腰掛けたり、席でお茶を楽しんだりいろんな過ごし方をしている。
店員さんが上ったり下りたりが大変そう。

夕方、インターシティーに乗りケルンに向かう。

明日は、ピーター・ズントーのコロンバ美術館へ。

 

-設計工房フウカ-

奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。

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