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ケルン②

10/23 今日はピーター・ズントーのBruder Klaus礼拝堂へ。DSC_0937

ケルン中央駅から列車で1時間、Satzvay下車。
徒歩で教会まで向かう。

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絶好のピクニック日和。
田園風景を見たり、田舎の家を見たり、ポニーや牛に話しかけてみたり。
途中で中央駅で買ったサンドウィッチを食べる。

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見えてきました。
みんな反対側から歩いてきているのを見ると、どうも遠回りしていたようです。プラス道草で1時間半もかかってしまいました。
大体1時間くらいで着くようです。

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Bruder Klaus Chapell
設計:ピーター・ズントー
竣工:2007年

Rißdorfer Weg 53894 Mechernich
ケルンから列車で1時間、SatSatzvay下車、徒歩一時間。

着くと10人くらいの人が来ていました。
版築の壁。だいたい400mm間隔くらい。
壁に嵌っているステンレスの筒は外の型枠と内部の木材をつなぐために設けらたセパみないな役割の名残のようです。覗くと内部のガラス球が見えます。
三角形の重い扉を開けると内部へ。
低い空間を抜けると、空に向かってすぼまって開いた空間に辿り着く。
みんな自然と上の光を見上げています。
洞窟から見上げた光はこんなように感じるのでしょうか。
パンテオンのように開いた穴には屋根がないので、床には水たまりができていて、
覗くと涙型の光を映しています。
木をテントのように組み、それを内部の型枠として、外の版築が終わったあとに木を焼いて取り除いています。
残った部分がこの空間。
ロウソクの火、ガラス球の光、上から降り注ぐ太陽の光。荒々しい残された壁。鉛とすずの床。
人の手で作ったという温もりを感じ、祈りの場として初現的なイメージを受けます。

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帰りも当然徒歩で帰るわけですが、もう次の列車には間に合わないなと諦めとぼとぼ田園を歩いていると、
車が目の前で停まり、駅まで送ってくれることに。
以前、ズントーのベネディクト教会に行くときにも、雪山を上る僕を見て、教会まで送ってくれた人のことを思い出す。
ズントー建築の周りに住む人はいい人が多いに違いない。
おかげで諦めていた列車にぎりぎりのることができました。

ケルンに戻り、ルートヴィヒ美術館へ。

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ルートヴィヒ美術館
Bischofsgartenstraße 50667 Köln
月休み
10:00-18:00

北側の間接光がとても美しい美術館のホール。

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ピカソのふくろうの彫刻。愛らしい。

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Mary Heilmann作
写真と絵の組み作品がイメージを増大させておもしろい。

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夜はケルンフィルハーモニーを観賞。
ハープ協奏曲が素晴らしかった。
ホワイエでワインを頂き、少し大人な気分に。

明日はミュンヘンへ。

 

-設計工房フウカ-

奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。

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