10/26 早朝、5:30にウィーンに到着。
目的はヴァッサーハウス。
朝食を済まし、ゆっくり町を歩いて向かう。
ヴァッサーハウス
設計:ブンデルト・ヴァッサー&ウォルフガン・ペリカン
竣工:1986年
Kegelgasse 36-38
トラム1番Hetzgasse下車徒歩1分
街路樹と建築に植えられた緑がうまく連続しています。
ウィーンの市営住宅なのですが、ものすごい観光客。
よく生活ができているなと思う。
ガウディとよく相似した例で取り上げられているが、ガウディの建築的観点や思想から作っている印象ではなく、やはり絵画的なデザインの印象を受ける。なので建築的思考で見るより、この国にこういう画家がいて、
こういうおもしろいものを作っているという見方で見てきました。
少し、NAPの東急プラザ表参道のイメージがフラッと頭をよぎりました。
大阪にもヴァッサー建築があります。
舞洲のゴミ焼却場。
湾岸線から最初見たとき、目を疑いました。
個人的には環境と建築がすごい遠い関係で作られているのが非常に残念。
ヴァッサー建築批判ではなく、600億円の使い道のバランスが悪い気がしてなりません。
ともあれ、ヴァッサーハウスはとてもいい感じで年を経て、ウィーンの土地に違和感なく馴染んでいました。
クンストハウス
設計:ブンデルト・ヴァッサー&ウォルフガン・ペリカン
竣工:1991年
Untere Weißgerberstraße 13
トラム 1 Radetzkyplatz下車
ヴァッサー美術館、ショップ、カフェを併設。
もともとトーネット社の工房を改修し作られたようです。
相当疲れているのか、畝った床によくつまづく。
MAK オーストリア応用美術館に行く。
Stubenring 5
工芸品やポスター、インテリアなどの展示が豊富。
デザインが好きな人はおすすめの場所。
今日はフリーで入ることができる日らしく、大勢の人で賑わっていました。
ウィーン郵便貯金局
設計:オットー・ワーグナー
竣工:1906年
Georg-Coch-Platz 2, Wien
ガラスとアルミで構成された軽やかさと曲線を用いた柔らかいデザインが印象的。
床にはガラスブロックが用いられ透明度の高い空間になっています。
1970年代に改修されているようで、照明などはその時のデザインのよう。
受付などの家具もとても材料、意匠が凝られていておもしろい。
アルミの筒状のものは空調の吹き出し口のようです。
またまた夜行列車に乗り、ベルリン、デッサウに向かいます。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
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