篠山市の居七十七さんの野澤さんにあるものの製作のお願いがあり、お会いしに伺いました。
お店は冬季休暇中なのですが、開けていただき本当に恐縮です。
お店に並ぶたくさんの器。
ホワイトオークやポプラやタモに漆塗りや漆拭き、オイルを塗って様々な目的の生活道具が生まれています。
本当に野澤さんのお話は興味深く、経験と感性を必要とするお仕事だなと感じました。
二つとないものが生まれ、常に感覚的なものが大事だそうで、「陶芸のようですね。」とお伝えすると、
にっこりと「そうだね。近いかも。」と言う野澤さんが印象的でした。
あるものお願いとはお皿なのです。
タブという珍しい木でつくる板皿と上の写真にあるポプラの漆拭きの大きなお皿をお願いすることにしました。
板皿は少し波々にけずっていて、盛り付ける素材がべちゃっとお皿にくっつかないように工夫されています。
奥に見えるホワイトオークのリム皿も程良い厚みと高さといい、リムのなめらかながら線のあるエッジといい絶妙に好きです。
野澤さんのつくるものは、和と洋のエッセンスがどこかミックスされた印象でどこに持っていっても馴染みそうな感じがあります。
自分自身の建築でも目指しているところです。
工房にも入れて頂き、道具や加工のお話をお聞きしました。
自分が思っていたつくりかたよりも、もっと感度の高さが必要な作業でした。
写真の木がタブという木の板材です。
この木が器になって生まれてきます。
出来上がりがとても楽しみです。
設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
土地探し、新築・リフォームまで注文住宅をお考えの方はお気軽にご相談を下さい。
〒630-0212 奈良県生駒市辻町881−11 クレスト パーク 東 生駒 101