イタリア、フランス、ポルトガルに旅行に行ってきました。
テロや地震など皆様に心配のお声をかけて頂きましたが、無事に帰ってきました。
旅で感じたことなど、少しずつ書き留めていこうかと思います。
ローマ到着の次の日は遺跡めぐりへ。
朝から歩いてフォロロマーノへ。
大学生の時の旅ではスルーしていた場所。
ローマ帝国時代の1000年続いた政治や裁判、公共の広場であった場所。
至る所に列柱の柱頭部分がゴロゴロ転がっている。
1000年、2000年の時間を感じながら歩いてみる。
たかだが歩ける広場にたくさんの記念碑と神殿や凱旋門が存在する。
アントニヌスとファウスティーナの神殿。
美しい基壇と階段部。
階段の鼻先の積み方を縦使いにしていて目地が細かできれいです。
サトゥルヌスの神殿。
柱と梁。
単純な構成だけが残っている。
石の滑らかさに魅せられました。
フォロロマーノからコロッセオへ。
新旧の石の様がおもしろいです。
各階の柱の様式が違っていて、1階がドーリア式、2階がイオニア式、3階がコリント式と建築様式が変わっています。
一時間の長蛇の列と厳しいセキュリティーチェックを受け内部へ。
5万人が収容可能だった観客席。
グラディエーターと猛獣たちの戦いに市民は熱狂的に観戦していた。
時には水を張って模擬海戦もしていたよう。
外縁部の石が足りないのは中世に教会や宮殿建築の材料として持ち去られたとのことです。
夜はローマ町を散歩。
トレヴィの泉は記憶に残っていたより以上にきれいでした。
夜見ると光りに照らされ彫刻がより力強さを増していました。
コインの投げ入れは禁止になっているですね。
その甲斐あって泉のエメラルドグリーンが気持ちよかったです。
夜見るパンテオンもまた美しいかったです。
基壇と柱と梁と屋根。
どっしりとした中にもプロポーションが美しいせいか軽さも感じます。
明日またゆっくり内部を拝見します。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
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