ル・トロネからマルセイユへ移動し、ユニテダビタシオンのホテル・コルビジェで一泊。
入れ籠のような集合住宅、ユニテダビタシオン。
建築の外観から住居単位が良く見て取れます。
二層分になっているところがメゾネットの住戸、ルーバーの付いている部分はショップなどが集まっている場所になります。
1階の共用部です。
内部にも緑植えられていて前の公園の環境を引き込んだよう設え。
ピロティから有孔ブロックを通してほのかに光が差し込みます。
外観のルーバー部分のであったショップなどが集まる共用スペースです。
コルビジェの本などを扱う本屋さんもありました。
ベンチの上から伸びているものは照明のようです。
アールのついた鋼板に一度反射させる仕組み。
共用廊下はとっても暗いのですが、ドアの色がそれぞれ違い照明の反射光が床や天井に反射して、色とりどりのさまが気分を明るくさせてくれます。
宿泊施設の横にあるレストラン。ホテルのレセプションにもなっています。
すぱっと定尺で張られた木の天井が美しいです。
框戸の中桟も低く設計されていて、風景を邪魔せず、また空間の重心を下げ落ち着きがあります。
オフィスも入っているようで、モーニングをとりながら打合せなどをしたり、ユニテの中の人にも利用されているみたいです。
なんてことない朝食ですが、海を見ながら食べと一段と美味しく感じました。
レストランの階段です。
スチールで上から吊られています。
段板の形が弧を描くようなデザインで思わず上っていきたくなるような衝動を覚えます。
宿泊したお部屋です。
バルコニーに出る部分は一段上がっているのですが、ヒーターが埋め込まれていて冬場はコールドドラフトを抑えるような設計になっています。
折れ戸になっており、パタパタの開くと全部開け放つことができ、海への風景を取り込めます。
有孔ブロックからの入ってくる風が気持ちよく、窓を開けておきたくなります。
キッチンです。
作業台に引き戸が付いていて、そのままダイニングにお皿を出せるように工夫されています。
決して大きくないキッチンなのですが、換気扇や照明、収納方法などコルビジェ独特の設計が見られます。
フード部分を回転させることで上下に配光を変えることができる照明です。
とても秀逸なデザインです。
屋上庭園です。
黄色や赤色のテープは現代アーティストと展示のよう。
排気塔やエレベータシャフト、共用プールなどが設けられいます。
塀は高く背伸びしてなんとか風景が見えれるくらいでした。
バルコニーからの見る地中海。
白い山並みが美しい。
TGVでリヨンに向かい、easy jetに乗ってポルトへ向かいます。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
土地探し、新築・リフォームの注文住宅の設計、店舗デザインまで。
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