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Porto DAY11 ②

ポルト 旅行

DAY11の続きです。

一旦町に戻り、宿にチェックイン。

Hotel Carrís Porto Ribeira-Portoというホテルに泊まることに。

運河からの眺めも良く、インテリアのデザインも良い感じです。

妻はホテルで休憩し、私はシザの建築を見て回ることに。

ホテルから運河沿いの道を歩きながら、ポルト大学建築学部の校舎を見に行きます。

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シザ設計のポルト大学見学学部です。

夏休み中であいにく一部改修中でした。

それぞれ開口部のデザインが違った建築が立ち並んでいます。

下層部では建築通しが通路で繋がっていて行き来することができます。

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深い庇が特徴的な建築。

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通路とその場所ごとの接点になりそうな部分の光がとても豊かです。

三角形のホールにはベンチスペースが斜に配置されていて淀みができて学生たちの休息場になっていそうです。

階段と腰壁の石の貼り方もボリュームを感じ、スロープや階段の方向付けをしているようでおもしろいです。

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行く先々に上から光が落ちています。

穴倉のような基壇にいる感覚。

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北側の校舎からオーディトリアムに向かうスロープ。

モニュメントのような建築群。緩やかな流れの運河越しの風景を望みながら上がっていきます。

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トップライトから間接光を導いています。

粒子が細かくなって柔らかい光です。

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図書室前の造形的な美しい階段部。

両サイドのヴォイドをつくることで、階段部がより浮き上がり象徴的なものに見えます。

片方が壁でもう一方を手摺のデザインにしているところも上品ながらユニークです。dsc_0659

閉館中の図書室。とても残念。

ドア越しにしばらく眺めてみます。

逆三角形のガラスから光のプリズムを呼び込んでいます。

アアルトのアカデミア書店や国民年金会館のトップライトを思い出します。

光の彫刻のようです。

優しく落ち着いた光の空間の中で良い読書の時間が得られそうです。

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OMA/レム・コールハース設計のカーサダムジカ。

突如、隕石が降ってきたかのような建築。

音楽ホールとして利用されています。

建築ツアーもあるようです。

ガイドブックによると坂本龍一もここで演奏されたことがあるそうです。

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アルヴァロ・シザ設計のボウザの集合住宅。

奥のコンクリートの界壁の向こうはトラムの線路が平行して走っています。

トラムの騒音の遮断にも一翼を担っています。

メゾネットタイプのプランが二層になっています。

平行に配置された建築の余白に人々が顔を出し、コミュニティが生まれています。dsc_0695

家それぞれの生活が少しずつ広場に出ていています。

連続する階段がシンプルな建築配置におもしろみを与えています。

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2階の通路部分。

路地のような空間で上のバルコニーはオフセットし立体的な空間を感じることができますう。

リニアな植栽スペースも生活に潤いを与えているようです。dsc_0691

界壁と接する部分。

ガラス屋根の部分はサンルームになっているようです。

 

明日は、ポルトから足を延ばしてシザ設計の教会を見に行きます。

 

-設計工房フウカ-

奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。

土地探し、新築・リフォームの注文住宅の設計、店舗デザインまで。

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