浄瑠璃寺に行ってきました。
木津川市にある真言宗のお寺。
九体の阿弥陀如来が西側の仏堂に安置されていることから九体寺とも言われているです。
九体阿弥陀堂にはいるには北側の縁をぐるっと歩き、西側から御堂に入っていきます。
２重垂木の深い軒下空間がお堂に入るまでに気持ちを高揚させてくれます。
縁を回ると南側に池が見えます。
山に囲まれ、世間との距離を置いたような環境に感じます。
お堂の中は写真不可でした。
9体の阿弥陀如来が柱と柱の間に安置されていて中央部と私たちが拝む側廊部分との高さのメリハリがとても良かったです。
建築のお手本になるような豊かな空間構成でした。
東側から障子からの光が美しいと思うので次回は午前中の早い時間に来たいと思います。
美しいプロポーションです。
豪奢さはありませんが、簡素であり山を背負い、池を眺める佇まいにただただ見とれてしまいます。
こちらは池の東側に建つ三重塔です。
東方浄瑠璃を支配する薬師如来が安置されています。
池を向かい合わせにして九体阿弥陀堂が西側浄土に建つ伽藍配置から、過去と未来、あの世とこの世を含む仏教の宇宙観を表されています。
三重塔の石段から。
池を通して西にお堂が建っています。
南天も赤い実を付けていました。
冬らしい風景ですね。
今年も残すところ10日を切りました。
寒暖差が激しい一週間ですので、皆様お身体ご自愛ください。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
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