天理の家です。
上棟し、屋根の下地工事が進んでいます。
今回は屋根断熱を採用しています。
フェノールフォーム断熱材のフェノバボードの上にアストロフォイルというアルミ遮熱材を貼り、その上に通気垂木を取付その上に２枚目の野地板を張り、ルーフィングを貼り、屋根を下地が完成します。
上記の写真は通期の垂木までが終わったところです。
アルミ遮熱材は保冷バックと同じ仕組みで日射を跳ね返し、熱反射97％できるというもの。
天理の家は屋根面積も大きく、これから長期スパンでの気候変動を考えた場合、夏の期間も長くなるだろうと考え採用しました。
初期コストは余分にはかかりますが、夏場の室温上昇とエアコン負荷など考えると十分利を得られるものだと思います。
アストロフォイルの材料の写真です。
思っていたよりも軽くて滑りにくく扱いやすいものでした。
5寸勾配だったので施工性や安全性を心配していましたが、問題なくスムーズに施工でき良かったです。
アストロフォイルには空気層が１層と２層タイプのものがあります。
今回は１層のものを採用しました。
内部は野地の構造用合板が化粧で見せます。
プレカット工場に行って構造用合板を選ばせて頂いた甲斐があって、きれいに納まりました。
天井から紐を垂らし、ペンダントの位置も確認しました。
屋根が仕上がる前に屋根から電気配線を先に仕込んでおきます。
現場にはかわいいクライアントからの差し入れを頂きました。
ありがとうございます。
大きい台風が近いづいて来ています。
大工さんも台風が来るまでに屋根工事を終わらすと意気込んでくれています。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
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