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岐阜旅行1   

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先週末、思い立って岐阜に旅行に行ってきました。

土曜日はあいにくの大雨。

先ずは美濃市へ。焼き物や和紙でも有名な産地。

うだつがあがる町並みとしても有名で、重要伝統的建造物保存地区として選定されている地区になります。

旧今井家住宅を見学。

和紙問屋であり、美濃では最大級の間口をもった建築。FUJI5751

通り土間が貫き、左に上がるとミセがあり、帳場などがあります。

右手の土間には竈などがある台所となっています。

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天窓から帳場へ光を落とします。

ヘギ板を黒い竹で押さえいます。FUJI5712

Washi-naryという美濃和紙の専門店へ。

奥にはNIPPONIAというホテルも併設されています。

手漉き和紙や機械漉きの和紙がたくさん見ることができます。

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関市に移動し、後藤昭夫藝術館へ。

杉下均さんの設計の建築です。

低く抑えられた切妻屋根のボリューム。

外壁の左官はうっすらとファイバーメッシュの質感が残り、仕上げなんだけどごこか下地のような感覚もあり、抽象度がましているような印象を受けます。。

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リズムよく木製の建具が配置されています。

窓枠は太く、素材を強調された部分と外壁や軒は白く塗られ、具象と抽象の対比が緊張と緩和の良いバランスを持っています。

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エントランスはさらにぐっと低く、2mほど。

敷居をまたぎ入っていきます。

古民家の入り口のよう。

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中央部の展示は砂利が敷き詰められています。

ジャリ、ジャリと音を立てながら進み、また静けさの中で作品と対峙する。

砂利を踏みしめる感覚は神社の境内であるく砂利の感覚のよう。

雨の天気もあってか内部は暗い。天窓や窓からの光はどれも象徴的。

天窓の使い方は2つの空間に違った質の光を落としていました。

教会に訪れたような包み込まれるような感覚を覚えるような美術館。

館長のお話もたくさん聞かせて頂きました。

設計時の進め方の話、設計の意図など、とても勉強になりました。

また是非訪れたい場所です。FUJI5772

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-設計工房フウカ-

奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。

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