長野旅行に行ってきました。
家族で久々の遠出。長野県は松本、安曇野止まりが多く、長野市まで来るのは初めてです。
奈良からだと車で6時間弱となかなかの距離感。
先ずは長野県立美術館へ。
企画展はちょうどジブリパークとジブリ展がされています。
平日だけども、なかなかの人でした。ジブリを侮るなかれ。
美術館の設計はプランツアソシエイツ代表、宮崎浩。
善光寺、城山公園一帯のランドスケープのデザインが素晴らしい。
囲われた中の美術館ではなく、地域に開き自然とそこにあるようなものに感じました。
隣接する東山魁夷美術館との繋がりや、善光寺とその背部の山並み、敷地の高低差、敷地のもつ特徴を寄り添い解いている印象を受けます。
東山魁夷館との連絡通路。
外部の通路と立体的に交差させています。
右側のボリュームが長野県立美術館。
左側が東山魁夷館。
長野県立美術館が善光寺に軸線が取られ、少し角度が振られています。
奥が東山魁夷館。
東山魁夷館へのアクセスは写真に見えているメインアプローチ、連絡通路、庭がからのアプローチと3か所から入ることができます。
ホール部分。
トップライトの光に導かれ、2階に上って展示室に入り、1階の水盤の庭を見ながら、奥の肖像写真の横の開口から出てくるという動線になっています。
珪砂が入っているのかキラキラとしながら、仕上げ方はザラザラとした漆喰仕上げ。
障子を吊ったようなトップライトの意匠。
トップライトの開口は上に向かって絞られ、光を拡散させながら落としています。
展示室から出ると雁行になった水盤の庭に辿り着きます。
松林、奥の山の風景を深い軒が切り取ります。
照明のデザイン。
質感はスチールやアクリル板できりっとしながら、和のデザインを連想させます。
石と木部の納まり。
雁行したボリュームと深い軒。
水盤に浮かぶ州浜も美しい。
善光寺にもお参り。
「遠くとも一度は参れ善光寺」
無宗派のお寺で、天台宗や浄土宗で護持・運営されています。
参道にはたくさんの宿坊が並びます。
ギャラリー夏至さんに寄りました。
セレクトも空間も美しいギャラリーでした。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
土地探し、新築・リフォームまで注文住宅をお考えの方はお気軽にご相談を下さい。
〒630-0212 奈良県生駒市辻町881−11 クレスト パーク 東 生駒 101