菖蒲池の家Ⅱです。

今月末で竣工後1年を迎えます。

少し早めの一年点検をしました。

内外や床下など点検をしましたが、問題もなく、クロスのジョイント部のきれいにしました。

サーモグラフィで室内の温度帯を測らせてもらいました。

2月の初旬の日の晴れた日でしたが外は8℃、9℃。

この日は晴れて日射取得もできたため、朝伺うと床下エアコンを切られていました。

菖蒲池の家Ⅱの家は室内側の寸法上許された部分にグラスウール105mmを付加断熱をした断熱構成になっており、UA値は0.39W/㎡･k。

寸法上許されたという意味ですが、トイレや階段など幅が狭く、内側に付加断熱をするとまずい部分は充填断熱のみとしています。

サーモグラフィは10時ごろの写真ですが、室内の表面温度はどの部屋もおおよそ20℃～24℃をキープできている状態でした。

表面温度が均一になっていることもあり、体感的にも心地良く感じます。

こちらは吹抜けの写真です。

天井はグラスウールが310mm入っていることもあって、少し高めの24℃ほどになっていました。

室内が10cmずつ小さくなっても家がどの部屋も温かく涼しくキープできて、使えない部屋がなくなるのは良いですよねと提案したことだったのですが、意図通りの生活が送られている様子が見られて安心しました。

今後の設計にフィードバックしたいと思います。

-設計工房フウカ-

奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。

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