奈良の家です。
セルロースファイバーの断熱工事が始まりました。
不織布に包まれると優しい印象になり、これはこれで良い質感だなと思います。
今回も壁は105mm、天井は300mmを吹き込んでいきます。
この家のUa値は0.30W/㎡・kの算定になっています。
吹き込んでいる様子です。
コンプレッサーで圧力をかけながら、吹き込んでいきます。
セルロースファイバーは新聞紙を細かく裁断し、ホウ酸とホウ砂を入れて、防火性能と防蟻性能を付加させています。
お願いしている会社では100%新聞紙を利用し、植物性のインクを使った新聞紙のみで施工しています。
調湿性、蓄熱性、吸音性にも優れ、環境負荷の少ない素材の断熱材です。
新聞紙も大事な資源です。
現状、中国などに再生資源として輸出されている背景もあり、地消していくことは良いことだと考えています。
吹き込み口から出たセルロースファイバー。
触ると均一の細かな粒子でフワフワとしています。
断熱工事が終わると、いよいよ壁や天井の板張りやボード工事が始まります。
軒天のケイ酸カルシウム板も貼り終わっていました。
珪酸カルシウム板のみの軒天のため、のっぺりとした印象になりがち。
一部、二重張りにして9mmの透かし張りをして、立体感が出るようにしました。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
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