温熱環境と断熱について -菜畑の家-
2026.08.17

菜畑の家(自宅兼事務所)の温熱環境について。
暑い日が続いておりましたが、お盆も明けて少し厚さも和らいだように思います。
我が家には外に1点、内部に5点、GOVEEというメーカーの温湿度センサーを置いてデータを取っています。
今回掲載した写真は直近一ヶ月のデータになります。
先ず水色のラインが外部の温室度を指しています。
南東に開いたプランのため、朝日を浴びて毎日外部のセンサーは35℃を超えるような熱環境でした。
夜についても外部は温度は朝方に27℃付近まで下がるものの、湿度も高く窓を開けると大量の水蒸気が流れ込んでくるような条件です。
こうなれば夜間も自動運転でエアコンを一台稼働させておくが吉です。
ここ数日は夜間に外気が室温よりも下がる日が続き、夜は窓を開けて寝られる日になってきました。
室内についてはここ一か月常にどこかのエアコン一台が稼働している状態でした。
とはいえ、安定的な運転に乗ると0.2~0.3Kw程度の消費電力で済んでいます。
オレンジ色が2階のLDK、紫色のラインが1階の事務所を指しています。
グラフで注目頂きたい部分として、「上下階の温室度のムラがないこと」と「どちらのセンサーも24時間ほとんど温湿度の上下動がなく安定している」という点です。
これは冬にも言える点ですが、温度ムラがなく心地の良い温度帯をキープできています。
外壁には付加断熱をしたり断熱を強化していますが、それよりもセルロースファイバーの断熱の蓄熱性と調湿性がかなりの効果を発揮しているように思います。
そして仕上げ材も桧や杉の無垢材や大谷石など蓄熱性の高い素材を使うことで、家の蓄熱性が上がっていきます。
その蓄熱した冷熱や温熱を逃がさないようにその外側の付加断熱が役割を果たしてくれています。
蓄熱材をうまく使えばとても安定した環境をつくりやすく、急に冷えたり、暑くなったりすることがありません。
蓄熱体が一旦熱を吸収して、少し遅れて熱が放出されるといった感じでしょうか。
これからの秋に向けては窓を開けて夜間の涼しい空気を内部に蓄冷して、昼間の熱と相殺できるとエアコンの必要な時間も少なくすることができます。
断熱性能のU値も大事ではありますが、蓄熱性もプラスして考えていくとよりムラの少ない心地良い環境にすることができると思います。
セルロースファイバーや石、タイル、木や土、コンクリート。
意匠上だけではなく、素材の性質も考える設計を心掛けたいと思います。
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一級建築士事務所 設計工房フウカ
〒630-0264 奈良県生駒市西菜畑町1771-1(google maps)
Tel:0743-89-1178
mail : info@fuuca-design.jp
(ご連絡までに数日いただくことがございます。あらかじめご了承ください。)
登録:奈良県知事登録第2022(は)2338号

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