大和郡山の家は無事引渡しが終わりました。
先週末から今週明けにかけグリーンスペースさんが植栽工事に入ってくれました。
家づくりの総仕上げとも言える作業。
なんとなくもの淋しげな空間に緑が入り、全体にリズムが出て落ち着く瞬間でした。
今回、塀を少しセットバックさせてそれに沿っていろいろ緑を植えてもらうことになりました。
マルバシャリンバイ、アジサイ・アナベル・寒椿などレイアウトされていきます。
グランドカバーなど含めると30種類以上の植物たち。
知らない植物もたくさんあったので植物図鑑で調べてみようと思います。
アプローチ部分のナツハゼとアジサイ。
真ん中のナツハゼは秋にきれいな朱色に紅葉。左手のアジサイは雨季に白い花が咲きます。
一年中、楽しめるアプローチになりそうです。
玄関導入部のニワです。
塀は高さはいろいろ検討したのですがあまり高くせずに正解でした。
緑が程よい距離感をつくってくれました。
奥の中木はアオダモ、ツリバナ、ハクサンボクです。
アオダモがサラサラと揺れる中、ハクサンボクは凛としている印象。
手前にはスナゴケやハイゴケ。
塀越しのハクサンボク。
ちょうど赤い実をつけています。
アプローチのマルバシャリンバイ。
和室からのニワの風景。
コントラストが強く映る庭になって良かったなと思います。
思わずぼーっと眺めてしまいます。
今回の植栽工事を通して、家と緑とか人と緑とか街と緑とかいろいろ考える良い機会になりました。
緑に対して水をやったり、虫がついたり。時間もお金もかかって煩わしとかネガティブなイメージもある人もいるかと思います。
僕は緑を介しながら、人と人のコミュニケーションが生まれたり、世話をする人がその生活を通して豊かになったり、とてもポジティブなことは多いと思っています。
犬や猫を飼ったりするのと同じように、緑も呼吸し生きているものです。
ペットが家族と同じというように、緑も家族と同じように大切に寄り添っていける生活で素晴らしいと思います。
そういう日々の体験や発見のが生活をより良いものしれくれるものと願います。
そう思うとミドリって可愛く思うのです。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
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