ドッググッズのブランドのfree stitchさんが運営するメディア「ONE DAY」に清水の家の夫婦とその息子の太朗くんの一日が取りあげられています。
太朗君とは設計打ち合わせからの付き合い。
最初は知らぬやつがやってきたので、甘噛みされたり、吠えられたりしたけど、
今では近寄ってよだれをたくさんつけてくれるかわいいやつです。
夫婦の太朗君への愛情、思いやりから出てくる設計要望がとても印象的でした。
「小屋の置く場所はどこがいいかな。」「仕事に行っている間の日当たりや風通しはどうだろうか。」「床は冷たくないだろうか。」
同じ時間や空間を共有している仲だけあって、心配事は絶えない。
奥さんは太朗君を「息子」と言う。
最初にその言葉を聞いた時に若干の違和感を感じたことを覚えています。
でも、その違和感はその後跡形もなく、消えてしまうことになります。
接する姿を見て、息子同然ではなく、「息子」なんだと。
太朗君は新しい家に移ってからずいぶん体調が良くなったと嬉しそうに話す奥さん。
フローリングは太郎君の行動の軌跡を表すようになってきて太朗君の一日が想像できそうです。
垣根なく人と犬が過ごしている空間ってなんだかいろんな関係性や視線が絡み合っていていろいろ思考してみたくなりました。
写真は濱田英明さん。
人間目線と犬目線の中間的な部分に視線がありそうな、そんな画を感じます。
ぜひ太朗君と夫妻のゆるやかな一日を感じてみて下さい。
設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
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