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FLIR ONE for iOS

FLIR ONE

予約していたFLIR ONEが届きました。

住宅医スクールや省エネ講習で何かと話題にあがるサーモグラフィーカメラです。

大体35000円くらいで手に入ります。

使い方は簡単でApp StoreでLIR ONEのアプリをダンロードしてiPhoneのLightningコネクタに差すと使えます。特に説明書も付いていませんが、直感的使えるものだと思います。

早速、事務所の打ち合わせスペースを撮ってみたのですが、温度分布を知るには十分くらいの性能です。

構造は2x4なので間柱と断熱が入ってる部分が良く分かります。

在来構造では筋交いの位置も分かります。右上の壁が黄色くなっていないので断熱が入っていないと思い、考えてみると外にマンションの集中している電気メーターがあり、配線が集中して断熱が線の部分には入っていないようです。

こういうのを視覚的に見ることができることは良いですね。

住宅でいうと分電盤なども室内側の壁に設ける方が断熱欠損が少なくて済むことを実感します。

サッシは真っ青ですね。この部屋のサッシはDuo PGの透明が入っているので熱貫流率4.65のもの。

開口部からほとんど半分に近い(48%と言われています。)の熱が逃げたり入ったりしていると考えると、先ず開口部の補強が大事というのが基本になってきます。

リクシルの商品だとサーモスⅡ-HやシンフォニーにLow-Eガラスを入れて、熱貫流率2.33を基準に考えて今は設計を進めています。

関西圏でもサーモスXのトリプルガラスくらいが標準になってくることも近い未来なのだと思います。

リフォームでもインプラスなどの内窓を利用すれば、ガラスの表面温度はぐっと上がります。低コストでとりあえず熱環境を変えたい人には良いと思います。

奈良 省エネ

 

設計工房フウカ-

奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。

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