カシュテロ・ブランコで一泊し、朝ホテルの受付でタクシーを呼んでもらい、石の村モンサントに向かいます。
車で40~50分の場所。
村の手前でタクシー運転手に2時間ほど待ってもらうように伝えて観光することに。
いつも竣工写真を撮ってもらっている329photoの岡村さんから話を聞いたことがあって、ずっと行ってみたかった場所です。
村はまだ朝早くて動き出していないので、城壁に向かって散歩することにしました。
一番上に城壁が見えます。ところどころに大きな石が転がっていて、モンサントらしい風景です。
右手には教会のあとが見えます。
教会までたどり着きました。
屋根の部分(おそらく木でできていた)はなくなっていましたが、石積み部分はしっかり残っています。
簡素で美しいフォルムです。
ひとつずつ丁寧に積まれています。
村の方に戻ってきました。
これぞモンサントと言えるような石の家の風景。
石と石の間の空間を利用して家をつくり住まれています。
壁は石で積み、屋根は木構造で瓦を載せているようです。
いたるところに巨石がごろごろと転がっています。
丘の上ならではの村の風景で、巨石にも逆らうこともできないのでむしろその石の配置や丘陵地の傾斜から家のつくられ方が自然に出来上がっているかのような集落です。
くねくねと小さい路地を歩いていくのはおもしろいです。
石の家の内部です。
電気を付けなければ真っ暗で洞窟の中にいるようです。
蝋燭を灯したりして過ごしていたのでしょうか。
住人は減ってきているようで、廃墟となっているところもちらほら見られました。
丘の下に住まいを移す人も多いようです。
とても遠い村ですが、この風景と体験に出会いに行くのは価値があると思います。
また来る機会があれば、今度は石の家で泊まってみたいものです。
明日は旅の最終地、リスボンへ。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
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