先日、住宅医の講習に行ってきました。
昨年の最後の授業だけインフルエンザで休んでしまい、一年越しの修了です。
住宅医がNHKで取り上げられたそうです。
リフォームでは家の現状抱えている問題を集積させることが良い改修をする上でとても大事になってきます。
詳細な現状調査をし、劣化対策、構造、温熱環境、省エネ、バリアフリーなど数値化し、住まい手に現状を伝えていきます。
「医」という感じが表している通り、現状の問題を把握、解決し、住まい手により良い住環境をつくっていくのが住宅医の仕事です。
最後の授業は改修実例を通して、基礎、木造軸組、断熱・気密などの注意点について勉強しました。
写真は基礎の改修の方法について学んでいます。
なかなかリフォームで基礎の補強までコストが回らないことが多いですが、とても重要な要素です。
昭和56年以前が一つの目安のラインでそれ以前になると鉄筋が入っていない無筋コンクリートの基礎が見られるようになります。
耐力もおおよそ有筋基礎の半分までになってしまいます。
授業でもなるだけ基礎の補強も積極的に取り組んで欲しいとのことでした。
実務に直結して活きる講習でした。
ストック活用が課題となる時代になってきます。
今後もリフォームの勉強も継続して進めていきたいと思います。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
土地探し、新築・リフォームの注文住宅の設計、店舗デザインまで。
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