菖蒲池の家Ⅱです。
解体工事の進捗の現場立ち合いに行ってきました。
重機が入ってから一週間。
木造の構造体がなくなり、布基礎の解体が行われていました。
あと一週間で完了とのこと。
解体が終わると地盤調査を進めていきます。
庭の場所、窓の確認を再度確認したいと思います。
解体業者さんと話しをしていると、住宅の断熱で多く取り入れられているウレタンフォーム断熱の解体が大変だと。
素材ごとに分別していきますが、木材についた断熱材を削ぐのに結構な労力がかかり、解体費の増加要因にもなっているとのこと。
30年ほども前の建築については概ねグラスウールかロックウールの充填断熱のため問題にまだ直面していませんが、これから10年~20年の解体工事においては大きな社会問題にもなるやもしれません。
技術が伴う必要がありますが、グラスウール等の充填断熱はトータル的に有用な素材だと思います。
セルロースファイバーのような木質繊維素材の吹付断熱はコストは高いですが、解体時にも負荷がかからず良い素材に思います。
住宅の寿命が短い日本こそ、解体時に負荷が少ないことも重要であると思います。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
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