菖蒲池の家Ⅱです。

住まい手といっしょに三重のタンペレさんにテーブルの打合せに行ってきました。

食事が好きなご夫婦の家。

家族で食べるとき、客を招いて大勢だ食卓を囲めるように、エクステンションテーブルを採用することにしました。

打合せをして、少しだけ普段使いの時に大きくなるように寸法を調整してもらうことにしました。

このテーブルはスーパー楕円を参考にされていて、長方形と楕円の中間のようなかたちが特徴的です。

今回、窓際には作り付けのソファーをつくるため、角がない形状は出入りもしやすそうです。

作家の出口さんに指導頂きながら拡張の仕方について学んでいます。

展示しているテーブルよりも改良を重ね、現在のデザインのものはよりスムーズに拡張できるようになっているとのこと。

材はミズナラを選びました。

椅子についても座らせて頂き、お話を聞かせて頂きました。

左はシンプルに軽やかなデザインの椅子、右は大らかな座面と曲木の背もたれが特徴的です。

奥に見えるシナベニヤには椅子の原図があり、見せて頂きました。

私が気に入ったのはタンペレさんのソファーです。

フレームデザインも美しく、何よりクッションの出来がとても良いです。

クッションはウレタンと羽毛が詰められていて、座るとゆっくり体に馴染んで空気が抜けていきます。

本革のシートもまた艶がきれいで、サイドにもクッションが設えられているところが心地よさを格段にあげてくれているように思いました。

出口さんもフレーム50％、クッション50％くらいに力の入れようとのことです。

それが十分に伝わってくるソファーでした。

 

良い食卓になるよう、建築の方も頑張っていきます。

 

-設計工房フウカ-

奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。

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