10月のはじめに丹波篠山へ行ってきました。

菖蒲池の家Ⅱの住まい手と小島優さんの椅子を選びにいくことが目的です。

せっかくなので泊まりましょうかという話になり、二家族での二日間の旅になりました。

先ずは小島優さんの工房へ。

小島さんはウインザーチェアをつくられています。

イギリスの話、椅子の作り方や塗料の話。いろいろお話を聞かせて頂きました。

住まい手が選んだハイバックのスポークチェアです。

大柄なご主人もゆったり座れ、小柄な奥様は子供と座ったりソファーのようにゆったりあぐらもかくことができる大らかな椅子です。

スポーク（背もたれに付いてる縦の丸い木の棒の部分）は手で削っているため、ひとつずつ微妙に形状が違います。

座面もチョンナという斧のようなもので削られており、手仕事の温かみと言うと安直な表現ですが、なんとも言えない懐の深さや優しさのようなものを感じます。

すっかり私たち家族も欲しくなり、写真のローバックチェアをお願いすることにしました。

黒めの塗装は松煙などを混ぜて黒くするとのこと。

写真の椅子よりももう少し黒めにして頂くようお願いしました。

お宿はoitoさんというゲストハウス。

週末はカフェにもなっています。

古民家を改修され、民芸の調度品で整えられています。

82mも奥行があるそうで、中庭が３つもありました。

居心地もサービスも素晴らしく、また伺いたい宿でした。

こちらにも小島さんのローバックの子供椅子を発見。

アーキペラゴさんではちょうど多鹿さんの展覧会をしていました。

丹波焼の俊彦窯。

清水俊彦さんは河井寛次郎の孫弟子にあたるそうです。

ちょうど阪急での個展へ出品するものを作陶中でした。

登り窯を見せて頂いたり、お話も聞かせて頂きました。

職人の手仕事に触れる良い旅になりました。

丹波篠山への旅、おすすめです。

 

-設計工房フウカ-

奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。

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