フィンランド ヘルシンキ⑨

10/6　今日はとても良い天気。ヘルシンキ最後の日。

VILLA　KOKKONEN
設計：アルヴァ・アアルト
竣工：1969年
Tuulimyllytie 5,Jarvenppa
近郊列車　H,R線で30分Jarvenppa下車、駅前2番のバスで15分。Terveyskeskus下車、徒歩10分。
土日のみの公開。
info@villakokkoen.fiで要予約。
見学10.5€、見学+カフェ16.9€

11：19のR線に乗ってJarvenppaに向かう。
駅に付き、バスを探すが見当たらない。
駅前のカフェに聞くと今日は13：00までないとのこと。
現在11：55。12：00からツアースタートする。
腹をくくってタクシー乗り場でタクシーを待つと、以外に早く来て、
なんとか10分遅刻でツアーに参加。
タクシーで10€くらいです。

とても歓迎モードのガイドでオペラ歌手のアンティさん。

アルヴァ・アアルトが友人の作曲家ヨーナス・コッコネンのために設計した住宅。

グランドピアノをモチーフにしたのか、造形的な曲線を持った庇。
外壁の壁が上下に段になっている部分も譜線の旋律のようにも見えてくる。
右のボリュームの二つの窓は子ども部屋にあたる部分。

遊び心のあるユニークな庇。

建物は平屋で真ん中のリビングを中心に扇状に羽を広げたように建物が配置されている。
右のボリュームがスタジオになっている部分。
左手には渡り廊下を通って、サウナにつながっている。

中が撮影不可なのがとても残念です。
リビングを中心ダイニング、キッチン、寝室、水回りが左側にスタジオが角度を振って右側に配置されています。ぐるぐる回遊できるようになっていて、とても使い勝手の良い住宅。
素材関係もそんなに高級なものは使われていないのですが、ひとつずつ吟味しながら、たくさんの材料が使われていました。
スケール・グレードともアアルト自邸に近いかもしれません。
スタジオは縦方向の窓で構成されていて、木々の影を床に落としていました。
スタジオでオペラを実際に披露してくれるのですが、とても贅沢な一時でした。
湖を見ながらコーヒーとケーキを頂くのもとても静かな時間を送れます。