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ユトレヒト

10/20 夜行列車が少し遅れ、10:00過ぎににユトレヒトに到着。
ガイドブックを持っていないので、とりあえずツーリストインフォを探す。
が、どうも何人かに聞くと駅にはなく、ドゥオモ(教会)の前あるとのこと。
12時にシュレーダー邸を予約しているので、思い切ってバスに乗ってなんとか向かってみる。

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シュレーダー邸(シュローダー邸)
設計:リート・フェルト
竣工:1924年
Prins Hendriklaan 50
水-日 11.00 – 17.00
http://centraalmuseum.nl/en/visit/locations/rietveld-schroder-house
ホームページから要予約。
ユトレヒト中央駅から4番線のバスに乗ってPrins Hendriklaanで下車。徒歩5分。
運転手にシュレーダー邸に行きたいと告げると降ろしてくれると思います。
降車してPrins Hendriklaanを東に向かうとシュレーダー邸が見えます。
さらに高架下をくぐるとErasmuslaan通りで、Erasmuslaan 5のビジターセンターでチケットを購入します。

内部の写真撮影は不可なので外観のみを。
水平・垂直の部材に黄色や赤、青色などの強調されるように原色が使われている。
角に柱がなかったり、外に持ち出していたりして、全体としてとらえにくい。
その反面、ダンボールに切り込みを入れて組み合わせて作るようなシンプルな作り方の構成のイメージも受ける。
1階は玄関・ダイニング・アトリエ、書斎など、間取りとしては小割りにされているが、上部のガラスと外に持ち出された柱が外との連続性を感じさせて、圧迫感や狭さを感じさせない。
折り畳みの机や棚もおもしろい。
玄関のポスト受けの扉はガラスになっていて、ひと目で郵便が届いているかが分かるようになっている。
階段の踊り場には電話するベンチが作られていて、背もたれは革のシートを柱と壁にわたしているだけのもの。他がペンキ仕上げだけあって、とても革が物質的で強調された印象でおもしろい。
2Fは可動間仕切りによって、ワンルームにすることもできるし、子供部屋や寝室に4部屋に分けることも可能。
引き戸の機能を持った間仕切りや折れ戸の機能を持った間仕切りなど工夫が詰め込まれていて、
可変性と遊び心を持った空間を実現している。
2Fの有名な横長窓は角に柱がなく開くと内部と外部に全く縁を持たなくなる。
その視線の行く先は今は高速道路になってしまっているが。。。
以上が感想です。
その他、おもしろい工夫がたくさん隠されていて小さいスペースの中で空間を作るような日本の住宅にも参考になるディテールもたくさんあると思います。

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エラスムスの連続住宅。
こちらもリートフェルトの設計。
ビジターセンターが入っています。
すっきりとした印象のファサード。窓やインターホンなどリートフェルトらしいディテール。

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ユトレヒトセントラルミュージアムの行き先をビジターセンターで聞くと、途中にリートフェルトの作品があるから
見ていくといいと教えてもらい見に行く。
川越から見る。
正方形の連続したファサードが印象のプレファブ?のような工業的なイメージを受ける住宅。
増沢洵の最小限住宅のような印象も受ける。
Weldeck Pyrmotkade通りにあります。

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近づいてみると、外壁にドットの模様が付けられている。
少し工業的な印象がかわいく見え、微笑んでしまいました。

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途中の窓越しに置いていた、、、いや置物のような猫。

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ディック・ブルーナ・ハウス
Agnietenstraat 2
火~日曜日 11時~17時

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ユトレヒトセントラルミュージアム
Nicolaaskerkhof 10
火~日曜日 11時~17時

迷路のような美術館。
構成がかなり複雑。
全てのルートを見れたのか不安になるような美術館でした。
リチャード・ハッテンのデザインしたカフェで昼食。

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帰りにドゥオモあたりを散策。
階段を降りた川辺にレストランやバーが並んでいておもしろい。

明日はアムステルダムへ。

 

-設計工房フウカ-

奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。

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