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軽井沢・上田 ②

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軽井沢二日目は朝の散歩から。

まだ着こまないと少し肌寒いですが、鳥の囀りが聞こえ気持ち良いです。

吉村順三の軽井沢の山荘の外観を見に行きました。

コンクリートのピロティで持ち上げられた木造部分。

軽やかというよりはどっしりと地に根付いているような印象でした。

石畳みのアプローチから斜めに建築に向かっていくこの眺めも全体にパースが効いています。

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ショー記念礼拝堂へ。

小豆色の外壁が森に調和していて良いと思いました。

一見分かりにくいですが、教会建築ならではの十字型のプランになっています。

切妻と寄棟が組み合わさった屋根の小屋組みが内部に還元されています。

 

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教会の奥にあるショーハウスへ。

明治時代に軽井沢で最初に別荘を建てたのがショー牧師だったそうです。

軽井沢の別荘の歴史の始まりです。

建物は復元されたものだそうです。

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プランはエントランスと階段の両サイドに居室を配置するとてもシンプルなものです。

建具の透明性が高いため部屋は分かれていますが一体性があります。

天井、壁、床とも木ですが、煩さはなく、桟や格子のリズムが心地が良いです。

窓際にはベンチスペースがあり、佇める場所にもなっています。

こういった少し淀みのある部分は大事ですね。

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ショーハウスの2階から教会を眺めると十字プランが良く分かります。

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軽井沢タリアセンに向かい、ペイネ美術館を見学。

アントニン・レーモンド設計の夏の家。

現在は移築され、フランスの画家、レイモン・ペイネの美術館になっています。

移築され、周辺環境、当時あった水盤や高低差のある土地ではないため、当時の軽やかな印象はありません。

ペイネの画を守るため開口部もほとんど閉められ、建築見学としては少し残念ではあります。

それでも内部の丸太の抱き合わせた木組みやスロープを上っていくバタフライ型の吹き抜け空間は家のようで小さな美術館の要素が当時からあるような魅力的なものでした。

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丸太を使った軒裏のデザイン。

丸太にも挑戦したくなってきました。

製材ではなかなかでない優しくユニークな表情です。

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夜は私の誕生日ということもあって、妻の計らいでエフアさんというフランス料理店で頂きました。

ご夫妻の気遣いもあり、楽しい時間が過ごせました。

 

-設計工房フウカ-

奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。

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