先日、奈良国立博物館にある八窓庵での茶事に参加してきました。
茶道習いをはじめて2年が経ちました。
月一回ではありますが、徐々に覚えていくもので今は濃茶の作法を習っています。
この日はあいにくの大雨。
それもまた良しで、より暗闇のある内部は静けさとしっとりと光がわずかに届いていました。
さて、八窓庵についてですが、もともとは大乗院庭園内にあったものが移築されたものです。
入母屋造りの茅葺の屋根。
土庇の下の躙り口から茶室に入ります。
茶事が終わり、空になった状態の写真です。
4畳台目の茶室です。
連子窓、墨跡窓、色紙窓、風呂先窓など、八つの窓があることから八窓庵と呼ばれるそうです。
給仕口が左手に見えます。奥には控えの間、水屋と続いています。
床は給仕口の左手にあります。
炉の横の正客からは床が奥まっていて少し見えにくい位置にあります。
オーソドックスな茶室ではないと思いますが、入り組んだつくりは奥行が感じられました。
風呂先窓です。
台目の点前畳と正客が座る畳の取り合いの壁はRで塗られています。
床に近い部分は白い湊紙が貼られています。
蒲平天井と化粧野地板。
また来年まで精進したいと思います。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
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