西菜畑の家です。
現場は中間検査に向け、外壁の耐震パネル張りの工事が進んでいます。
今回の現場は初めて制震装置を取り付けます。
evoltzという商品になります。
自動車に使われるショックアブソーバーの技術を利用したオイルダンパーです。
evoltzの良いところは震度1のような小さな地震からも揺れを吸収してくれるところにあります。
もちろん震度6強や震度7の極稀に発生する地震についても耐力壁にかかる負荷を軽減してくれ、パネルや筋交の耐久性を上げてくれる効果があります。
金属ダンパーやゴムダンパーよりコストは高いですが、耐力壁に大きな負荷がかかる前に地震力を減衰してくれる効果は大きいと思います。
evoltzの実験動画になります。
制震装置を入れた際、何度か震度6強の地震が起きた際に効果があることがよく分かります。
関西も南海トラフ地震が2035年±5年とも言われています。
新築計画は耐震等級3+制震、改修計画についても耐震+制震まで考えていきたいところです。
実際に制震材を取り付けたところです。
取付は簡単でビス16本で柱に取り付けていきます。
おおよそ一日で完了します。
-設計工房フウカ-
奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。
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