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漆喰塗 -南生駒の家-

南生駒の家です。 内部の漆喰塗が大詰めを迎えています。 今回はクロスを使わず、漆喰と木とタイルで進めています。 漆喰は近畿壁材の島かべ漆喰を使っています。 ボードベースという下塗り材を塗り、上塗りに島かべ漆喰で仕上げていきます。 粒子が細かく、光の当たり方によってはつるっとした表情も見せてくれます。 廊下のコーナーには天井をくぼませて漆喰を塗りこん …

土壁塗り -西菜畑の家-

西菜畑の家です。 西菜畑の家は自宅になりますが、未完成の部分が多々ありますが、引っ越しを致しました。 未完成の一部の和室の壁を左官さんに仕上げてもらいました。 今回は既調合の土壁を採用しました。 富士川工業の京壁の白聚楽を塗っています。 土壁は漆喰と違ってフワッと塗るのが大事です。 材料が水を持っている状態で鏝を押えずに塗っていきます。 乾いてくる …

フローリング工事 -南生駒の家-

南生駒の家です。 2階のフローリング工事が始まりました。 南生駒の家で1階はナラ材、2階は杉板を貼ります。 杉板は丸岡材木店さんの赤身一等材です。 先ずは節の少ないもの多いものを選別し、節や色味を見ながら大工さんが貼っていきます。 丸岡材木店さんの材は精度が素晴らしく、大工さんからも好評です。 床は150巾の材料を使っていますが、10枚貼っておおよ …

下地工事 -南生駒の家-

南生駒の家です。 壁の断熱工事と耐力壁工事が終わり、内部の下地調整をしています。 柱も少し傾いている部分があるため、パッキンで調整しながら、27x40の胴縁を耐力パネルの内側に取付ていきます。 一般的には16mm厚の胴縁を使うと思いますが、今回27mm厚の材を選定しました。(一部は35mm厚を使います。) 理由は電気、ガス、水道の配管工事のスペース …

引き渡し -奈良の家-

奈良の家です。 6月から着工し、先日引き渡しを終えました。 住まい手の引っ越しも完了し 住まい手にも喜んで頂け、安堵しています。 雪のちらつく中で、写真を撮りました。 しっとりとした光で美しかったです。 住まい手にいろいろ挑戦させて頂いた感謝とこれからの充実した生活を願って。 -設計工房フウカ- 奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級 …

タイル工事 -奈良の家-

奈良の家です。 タイル工事が始まりました。 今回はLDKや玄関、水回りと家の1/3程度の床はタイル敷になります。 割付を確認して早速貼っていきます。 おいしそうに見えるみどりとピンクのボンドは2液性で混ぜると硬化の反応をします。 450x900の大判タイルのため、どうしても一枚一枚に反りがあります。 なるだけそれを解消するために目地部分にプラスチッ …

突板工場見学

先日、大阪の突板の工場の見学をさせて頂きました。 突板とは0.2mmほどの薄くスライスした無垢材を合板に貼ったものになります。 無垢ではコストが高いため、また幅広い材が必要だったりする場合に使用することが多いです。 写真の素材はウォールナットの突板です。 ボンドを一面に塗られたベニヤ板の上にきれいにカットされた突板を貼っていきます。 ジョイントがぴ …

天井板張り工事② -奈良の家-

奈良の家です。 天井板の工事が終わりました。 板のジョイントを一か所にまとめて、ジョイント部分には押え縁を打ちました。 細かなスリットが入っているのが特徴的な板材ですが、すべてをそろえながら張っていくのはなかなか至難の業。 押え縁を打つことでうまく調整代を持たせながら、より立体的でリズムのある天井になったと思います。 トップライト周りの納まりもきれ …

6年点検 -南魚屋の家-

南魚屋の家です。 外構の改修の相談を受けて伺いました。 6年経ちました。外部は目立った劣化もなく、ガルバリウム鋼板の壁に関しては2階にチョイスして正解だったねと話しをしました。 床の杉板や壁の砂漆喰もとても状態良く保って頂いて安心しました。 出窓の観葉植物も増えて、生活を楽しんで頂いていることを見られました。 資材の高騰により、この頃出番が減ってい …

現場調査 -南生駒の家-

南生駒の家です。 内部の解体を終え、構造や断熱の補強方法を概ね決め、設備業者さんといっしょに現場の調査を行いました。 配管ルートや浄化槽の状態確認など。 光や窓から見える風景をゆっくりぐるぐる見てみると、新しいアイデアも浮かびました。 築45年ほどの当時の分譲住宅。 材も少し頼りない部分もあり、シロアリに食べられている部分もあります。 補い、新しい …