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浴槽 -西菜畑の家-

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西菜畑の家です。

家族全員で浴槽を選びに大和重工さんの大阪支社へ伺いました。

大和重工さんは鋳物ホーローの浴槽をつくる企業になります。

歴史を辿ると長く、もののけ姫に出てくるようなたたら製鉄をおこなっていた会社です。

本社は広島ですが、中国地方は鉄が豊富に取れるようです。

岡山県は刀の産地になったりなど石に鉄分が多く含まれる山が多いとのこと。

鋳物ホーローの特徴ですが、傷がつきにくい、浴槽自体が蓄熱し温まると冷めにくい(最初は熱が奪われるため、少し高い温度で入れる必要がある)、体の芯まで温まる、掃除がしやすいなどなど。

ガラス質の表面の揺らめきも水を張るとまたきれいです。

鉄くずなど、再生鋼を90%利用し環境面にも配慮しています。

デメリットは少し高めの温度で最初入れる必要があることと、運搬と設置時の裏からの衝撃に気を付けること。(裏から表面のガラス質に衝撃を与えると直らないそう)

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今回、置き型の浴槽にしようと考えています。

そこで検討にあがったのがこちらの浴槽。CIE-1470G。

重量は110kgほどありますが、大人二人で動かせるくらいの重さです。

重量があるため人が入る時にぐらつきもなく安定しています。

みんなでいろいろな大きさの浴槽に入り比べをしましたが、こぶりの1400mmのサイズにしようという話になりました。

高さが540mmと跨げるのか気になっていましたが、浴槽底からの高低差では支障は感じず、立ったまま腰を落とさず入れるという点ではむしろ入りやすさを感じました。

幼稚園の娘も一人で出入りできていました。

プッシュ水栓はゴム栓に変更できたり、追い焚き配管や差し湯のどちらにするかなどまだ検討するところがいくつか残りました。

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置き型の浴槽の場合はたいていは排水は直接つながず、土間にそのまま排出して土間排水で処理するそうです。

浴槽下の掃除空間もあり、気になれば浴槽をよっこいしょと大人二人で移動すれば掃除できます。IMG_6431_R

ステンレスの脚部は土間の勾配にフィットするように台座と柱脚がピンで接合されています。

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国内で唯一の鋳物の五右衛門風呂メーカーだそうです。

旅館や民泊、グランピングなど需要が増えてきているそうです。

 

-設計工房フウカ-

奈良県生駒市を拠点に主に住宅設計を中心に活動する一級建築設計事務所。

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